WNBAスーパースターが収入について赤裸々に語る

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2019年、女子サッカー米国代表が男子代表と同等の賃金や待遇を求めて米国サッカー連盟を相手に訴訟を起こしたと話題になりましたが、男女格差はサッカー界だけにとどまりません。2019-2020シーズン、WNBAの選手の給与は平均年収が$75K(約815万円) に対し、NBAの選手は平均年収が$6.9M(約7億5千万円) とその差は歴然です。この事から、半分以上のWNBAの選手はオフシーズン中に海外のチームと契約し、選手を続行。中にはWNBAの給与の15倍以上を稼ぐプレーヤーもいます。

2020年1月、WNBAは労使協定 (Collective Bargaining Agreement) 締結に合意したことを発表しました。この新しい協定では基本給だけでなく各大会の賞金、ボーナス等の報酬支払額を53%上昇、また、試合間の移動や育児手当ての改善も見込まれています。この発表はバスケット界にとって、また女性アスリートを取り巻く環境において、非常に大きな一歩であり、ここから少しずつスポーツ界における男女格差が縮まっていくことを期待しましょう。

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ATO International Sports Management Groupの創設者。 茨城県日立市出身。高校では土浦日本高等学校に進学し全国3位、ベスト5を受賞。大学では筑波大に進学し全国制覇を果たす。個人でもアンダーカテゴリーの日本代表に選ばれるなど、輝かしい成績を残してきた。 その後渡米し、West Virginia University、Duke University、Wake Tech Community Collegeで本場のバスケを学びながらプレーヤーとしての活動も続行。WBCBLのセミプロリーグでCarolina Lady Rushの一員としてプレーし、ABAプロリーグでChicago Steamの一員としてプレーした。 来季2021年シーズンはアメリカの独立プロリーグIPWBLに属するChicago Breezeで契約を締結し、一児の母プロボーラ―として現役続行を決意。3on3のプロチームConquerorsでの活動も視野に入れている。

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